「(女性向け)これからの私をデザインする」講師・受講生インタビュー

インタビュー 2022/3/23

「さらなる可能性をセルフプロデュースする」女性向け講座が2021年9月にWASEDA NEOにおいて開講されました。多様な領域の講師からのインプットで自分の可能性を紐解き、これまでのキャリアの整理や今後の夢を語り合いながら、3年後の自分のプロフィールを作りあげることを目的としたプログラムです。

 

 

   *プログラム概要

講師として、コーチ&キャリアカウンセラーである朝田思乃さんと遠藤和さんが伴走しました。また、書家・プレゼンクリエイターである前田鎌利さんとカラー・メイクセルフデザイナーの田丸曜子さんにもご登壇いただき色々な角度からアシストしていただきました。

 

 

 

講座外でもバディーミーティングやオンラインキャリアBARを開催し、とにかく深堀した3カ月間。

受講生のお2人、朝田思乃講師にプログラムの要点やクラスの様子、ご感想などざっくばらんにお話いただきました。

 

>今回のインタビュー対象者/2021年受講生

朝田 思乃 講師(コーチ/組織開発プロデューサー株式会社プロビーダ代表取締役)

北林 佐和子 さん(番組制作関連業、取締役)

吉井 ちよ さん(内装ディスプレイ業、企画職)

 

 

——プログラムを受講するにあたっての思いやきっかけ

 

吉井さん:

私は自主的にではなくて上司に勧められたのがきっかけです。1年に1回「何年後の自分はどうなっているか」というキャリアアンケートがあって、私は「わからない」と書いて提出しました。それがきっかけとなったかわからないけれども、ある日上司が「この講座受けてみたら?」と勧めてくれて。

 

 

北林さん:

私もきっかけは社長からの勧めです。ちょうどタイミング的に仕事内容が180度変わる中で、ある程度キャリアを積んでいるけれどもどこに進んでいっていいのかわからず、これからの自分を発見したいというところで、講座プログラムのタイトルに惹かれました。あとはプログラムメニューのバラエティさ。わかりやすくて、女性に特化したものがあったし、垣根が低く感じました。メイクプログラムも入っていましたし。

 

吉井さん:

ほんと、盛りだくさんでしたよね。

 

朝田先生:

私はWASEDA NEOのコーチング講座の講師として、また自分自身が受講生として他の先生の講座を受ける中で、様々な受講者のお話を聴く機会がありました。そんな中で、意外に悩んでいる方がいるんだなと感じるようになったんですね。

 

「意外というのは、私から見ると「とても素敵」と思える人が、「なんだか自信なくて」とおっしゃることが多いんです。特に女性に多かった。「自分のことって自分では案外見えないものなんだなあ」と、なんだかもったいないなあって。

 

そんなあたりから、自分自身の魅力を実感できる、未来を実際に広げていける機会を作りたいと。キャリア研修でありがちなのは、過去の棚卸をして未来をふわっと考えて終了というもの。でも、材料がないと未来ってなかなか描けない。これからを拓く材料、つまり「杖」になるようなものを考えたいなと思いました。

 

遠藤講師や事務局とアイデアを出す中で、受講者同士が全力で応援し合えるコミュニティにしたいね、とか、バラエティに富んだ材料があったらいいね、とか、いろいろな知恵がでてきました。

 

たとえば私たちは、「リーダーシップとは周りを引っ張ることだ」と思いこんでいる。リーダーシップの発揮は難しくないし、あなた自身をうまく出すことだということを伝えたかった。自分を客観的に知ってもらうために、お互いの率直なフィードバックの場も作りました。ハッとする問いで未来をイメージしたり、自由参加のオンラインキャリアBARでは、お悩み相談も。女性ならではのメイクやカラーコーディネートも講座に含めました。

言ってみれば、自分たちが受講したいと思うプログラムを考えたんですね(笑)。

 

全員:

メイク講座の翌週、みんな可愛くなって参加してましたよね(笑)

眉毛とか着ている服の色が違ったよね(笑)

 

朝田先生:

なんだかんだいってプレゼンスって大事。背筋が延びますよね。

 

(田丸曜子講師による「プレゼンスを高めるカラー&メイク」講座の様子)

 

——プログラムを受講するにあたってのイメージ

 

吉井さん:

カリキュラムもしっかり書かれていたし、不安はあまり感じなかったです。

将来の不安感というよりは、自分がない不安感の方が大きかったです。

この講座に出て変われるのかなとか、たった6回の講座で3年後が変わるのかなって、疑心暗鬼ながら参加していました。

 

北林さん:

あとはハイセンスな、勝ち組のお姉様方たちばかりだったらどうしようと思いました。バリキャリの人ばかりだったらどうしようと(笑)

 

吉井さん:

イメージ的に、早稲田で女性向けのキャリア講座というと、すごくハードルが高く、どんな人が来るんだろうというのがありました。

 

朝田先生:

客観的にみたらみなさんバリキャリですけどね(笑)

でも、どんなにバリキャリに見える人でもやっぱり不安を抱えたり、落ち込んだりすることもあると思います。ある意味バリキャリアの人こそ、そうした悩みをなかなか言えないかもしれませんね。 この講座では、どんな人も皆、一生懸命に生きているのがわかりあえたらいいなあと思っていました。

 

北林さん:

年齢や立場的に「わからない」「できない」って言えないんですよね。

普段の生活では相談できる人がいない中、もう本当に藁を掴む気持ちで参加しました。だけど、ここでいっぱいその答えをもらった気がします。

 

吉井さん:

私も「わからない」ってたくさん言ってました(笑)

 

 

朝田先生:

「○○会社の△△です」というところから始まると、その人の外側から入るじゃないですか。

一方で、肩書きから入るのではなく、どんな人生だったとか、どんな価値観なのかみたいなところから入ると、その人のOSに入るという感じで。

 

外側から入ると、私たちってどうしても構えてしまいがちですが、根っこ「OS」がわかると、どんな人でも怖くなくなったり、愛しく感じたりするものだと思います。 人の人生の愛おしさを汲み取り、思い至れることがすごく大事な気がしますね。

 

——友達でもない家族でもない、一期一会な場

 

北林さん:

自分の棚卸をしたことがなかったので、それを人に伝え、言語化されることで、見えない自分の姿も少しずつ浮き彫りになっていきました。またメンバーがすごく良かったので、不安に思っていることもそれが個性だとか良いところだとか言って認めてくれる。

 

吉井さん:

普段の生活の中でも、家族ともそういう話はしないです。家族とも会社とも違うこのメンバーだからできた話というのがありましたよね。どんなに仲が良い友達もこういう話はしないじゃないですか。最初、全然知らない人と色々な話をするのは本当に大丈夫かなと不安でしたが、始まったらあっという間でしたね。

 

 

——忙しい中でも、自分のためだけに使う時間の大切さ

 

吉井さん:

私は参加するときに「家族も会社の人もいない、1人になれる場所」といったマインドセットで参加をしたので、そういった環境も自分を出せてたのかなあと思います。 家族が聞いていたらちょっと話しにくいですし。切り替えて、土曜の午前はプログラムのために整えていました。

 

今までは「自分と向き合わなきゃいけないんだろうな」と思っても「忙しいし…」と逃げていました。最初は正直戸惑っていましたが、やっぱり初回の講座とバディーミーティングで「やろう!」って心が開いたような感じがありますね。せっかくやるなら、って。

 

北林さん:

私も、今のことで忙しいので先送りしていたところもありました。 やっぱりみんなそうだと思うんですけど、キャリアアップっていう言葉が本当にいつも求められていて「じゃあ、実際自分はどうキャリアアップを図るんだろう」と悩んでいる人はいっぱいいると思うんですよね。そういう意味でも、今回のプログラムのように客観的に自分を見聞きして、会社以外の人から自分を見つめてもらうのがよかったです。

 

6回という回数も良くて、 鎌利先生のプレゼンや田丸先生のメイク、カラーコーディネート、いろんな角度からいろんな切り口でキャリアアップの根底にあるものをアシストをしてもらったので、すごくお得だったと思います。

 

——言語化することで軸が立つ

 

吉井さん:

「こうなりたい」といったものが、講座の前と後で変わってる方もいっぱいいましたよね。やっぱりこうじゃなかった、という発見ができる機会でした。

 

私なんか最初は何も描けなかったけど、最後はプレゼンまでできるようになりました。

言語化するとか残すというところまで行けたからこそ、今それを見直すことができて、自分にコミットメントできたんじゃないかと思います。

 

朝田先生:

それぞれスキルが上がっただけではなく、「自分が本当に生きたいキャリアってなんだろう?」という軸が立ったというか。自分としてはこれでいいんだとか、あるいはこっちで行くんだとか、自分の中の決めができた、という感じを受けました。

 

 

北林さん:

私もキーワードは“軸がない自分”だったんですよ。

軸がないと言う理由は、実は何のために仕事してるのかも見えていなかったんです。お恥ずかしながら、何で仕事をしたいかと言ったときに、時間との対価で働いてそこにちょっと達成感が上乗せされたら最高にいいじゃない、と。でも、6回の講座を終えたときには、やっぱり人を笑顔にする仕事がしたいと思いました。

 

頭のどこかにはあったのかもしれないんですけど、回を重ねて少しずつ自分の頭の中の言語化していったときに、やっとそれが形になって見えてきて。ようやく働く自分の次のステージが見えるようになり、軸ができたなと思いました。

 

(「自分の軸を見える化する」ためにコラージュも作成しました)

 

——プログラムを経て、仕事の変化

 

北林さん:

まず自分を知れたことで、自分に自信が持てたり人との付き合い方が変わったりしました。

会社では何の仕事をしようと、基本的に人と人との付き合い方なので、自分はどういう人間なのか、どうあるべきかが分かったことで、仲間との距離が変わった気がします。

 

また自分の棚卸をしたことがきっかけで、相手の棚卸をするような聞き方をするようになりました。この人はこういう分野でこういうことに価値観を持ってやってきてる人なんだとか。対象を他者に置き換えて活用させていただいことで、今に活きてきています。

 

もちろん、すべて仕事はプレゼンなので、前田鎌利先生から習ったことは役に立ってます。「とにかく数字をいれる」「言いたいことは三つ。短く先に言う。」

指示系統が循環するようになったことで、やれる仕事の量も増えていった気がします。

 

(前田鎌利講師による「リベラルアーツとリーダーシップ」講座)

 

吉井さん:

私は先が見えてないところからのスタートだったので、自分を棚卸して、3年後のプレゼンテーションのシートを作ったことが、今の自分の指針になっています。

今は結構大変な時期なんですけど、なんだかその3年後を見据えたチップスだなっていうところを自分が納得できるようになりました。

自分で書いた3年後のプロフィールシートをたまに見ながら「そうだ、私はここをこうしたいと書いていたから、今これをやってるんだ」と振り返っています。

 

あとは自分の名前である「ちよ」の「ち」の尖った部分を軸にするという話をしたんですけど、地に足をつけて周りの方を巻き込んで柔らかく接していきたいという考え方も、自分の中で言語化できました。ひいては、自分の高まりへの接し方とか間合いとかも意識して変わっていってるんじゃないかなと思います。

 

事務局:

皆さん、お忙しい中、ありがとうございました!

 

 

―――

女性のキャリア講座はまた開講予定ですので、ご関心がある方はぜひHPを随時チェックいただけますと幸いです。