「どうすればやりがいを感じられるような仕事(Work)をデザインしたり、将来にわたって有意義だと思えるような人生を送れるのだろうか」。キャリアの転機が視界に入ってくる中高年のそうした疑問を解決していく一つの手助けとなるのがライフキャリア・プランニングです。これは、年齢にかかわらず社会とかかわる活動すべてを“キャリア”と捉えて幅を広げ、有意義な人生の実現に向けて設計をしていく考え方です。本講義は、eラーニング教材「キャリア羅針盤」を受講して自己理解を深めたうえで実施する6回の対面型ワークショップで構成しています。eラーニングシステムから自動生成されるワークシートを活用しながら、深い思考を促す哲学的対話の手法で「働くこと」「生きること」を中心とした受講生同士の対話を繰り返し、他者視点も取り込みながら自分の今後のライフキャリアについてじっくり考えます。また、キャリア志向の近い受講生同士によるグループ調査（キャリアの可能性の情報探索など）を実施することで、具体的なライフキャリア探索の一歩目も踏み出し、個々人の今後の生きかたの軸となるライフキャリア・ビジョンに落とし込んでいきます。

本講義では、会社員以外のさまざまな働き方、生き方の選択肢を知り、体験します。初回では、フリーランス・パラレルワーカーを含む多様な働き方について、はじめの一歩の踏み出し方までを学びます。2回目以降は、ユニークな事業をスピード感を持って展開されているベンチャー企業の経営者をゲストに迎えたチームでの演習です。ベンチャー企業のリアルな課題に触れ、仮説を立てながらチームで課題に取り組みます。ベンチャー企業の経営者のマインド、知らない事業領域、メンバーとの協働など、アウェイな環境への越境を経験することが、自身のキャリアやこれからの働き方、生き方を考えるきっかけとなります。

EQとは「Emotional Intelligence Quotient」の略で、対人関係、対人能力を良好に発展させる基礎能力を指します。インターネット社会の進展により、リアルなコミュニケーションの重要性はさらに高まっています。特にビジネスパーソンやライフキャリアを人とのつながりの中で見出そうとする方々にとっては必須のスキルといえるでしょう。コミュニケーションスキルを上げていくためには、自分のコミュニケーションスタイルの元となっている ①内発的価値観を理解し ②思考行動特性を理解し ③行動（言動）を変えていくことによって実現できます。本講義では、ご自身のEQを客観的指標をもって理解したうえで、これを活用して、コミュニケーションスキルをブラッシュアップさせていくことを目指します。

本講義ではSDGsの歴史的背景や世界観、そして今ビジネスにも多大な影響を与えている環境や人権、また、格差や多様性のような社会課題を、身近な話題を通して理解し、仕事や日々の暮らしに繋げて考える（自分ごと化する）ことを目指します。講義の中では、社会的に企業に要請されている脱炭素や人権に対する取り組みの技術的な部分にフォーカスするのではなく、全体を通して、これから先、私たちにどういう「価値観」が必要なのかをお話しし、更には共に考えることに主眼を置きます。SDGｓと社会や市民の在り方について熟知する講師たちによる講義やインストラクションのもと、SDGsで多用するバックキャストの思考を補足する思考法なども紹介し、受講生同士のディスカッションに時間を多く取ることで、どんな「思考」や「行動」が必要なのか、またどうすれば周りを巻き込んだ活動につながるのかを掘り下げます。

「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」である社会が到来しています。一方で、自らの生き方について、常に１０年先の未来社会像を見据えて判断・行動することで、不確実な社会の中での対応力を上げることが可能となります。本講義においては、未来社会について考える方法論を実践的に学びながら、自らの生き方について考察を深めることができます。「働き方の未来」をサブテーマとして、これからの会社組織や個人、社会の一員としての働き方に関して、未来社会のイメージアップを図ります。 社会の大きな変化である「マクロ」と自分自身や身近な出来事である「ミクロ」な観点を組み合わせながら、論理的かつ創造的に考察と議論を行なっていきます。

転職や独立、企業内での新規事業や個人としての新たなライフワークの創出など、自身が望むライフキャリアを描くためには、所属する組織や業界を超えた幅広い情報に触れ、思考や発想を続けることが肝要です。情報が氾濫する中で、質が高く、かつ、自身に必要な情報を収集するにはどうしたら良いか。リテラシーの基礎からファクトチェック、情報収集ツールの活用方法などを学びます。

早稲田大学の教授陣を中心とする全7回（初回のみ60分、以降各回90分）の講義です。組織行動論から見る人材の高齢化、企業風土の変革（おもに企業内人材育成）、キャリアオーナーシップ、死生学、コミュニティデザイン、ダイバーシティやアンコンシャスバイアスなど、この先の仕事を含むライフキャリアのプランニングに際し、重要となるテーマを厳選しました。第一線で活躍する研究者・実務家がオムニバス形式で登壇し、簡易なワークやディスカッションを交えながら授業を行います。
各回の講義概要はこちらよりご確認ください。

40名程度

2023年8月1日（火）13:00より申し込み受付開始※先着順受付。定員に達し次第、締め切ります。

下記の「お申し込みページ」よりお申し込みください。 ※お申し込みの際、WASEDA NEOのメンバー登録（無料）が必要となります。 ※請求書払い（法人様用）によるお申し込みをご希望の場合、法人用請求書払いによるお申し込みフォーム（お申し込みページに記載）よりお申し込みください。

以下の要件をすべて満たす方
１．講座開講期間中の満年齢が40才以上60才以下
２．高等学校を卒業した方。またはこれと同等以上の学力があると認められた方
３．申し込み時点でなんらかの仕事に従事している

※特に、以下に該当するような受講者を想定しています。
・将来の職業人生を主体的にデザインしたい
・役職定年や定年後への漠然とした不安を払拭したい
・「本当にやりたいこと」を見出したい
・先々は、これまでに培った力を活かせる人生を送りたい
・いつかは独立・起業を志向している
・定年後再雇用に進むとしても、こだわりをもってモチベーションを高く維持したい
・自身が所属する組織のミドルエイジの活性化を担いたい

357,500円（税込） ※お申し込み時に決済が必要となります。支払い方法は「一括払い」に限らせていただきます。 ※法人でのお申し込みについては、法人用請求書払いによるお申し込みフォーム（お申し込みページに記載）よりお申し込みください。 ※お申し込みいただいた方には、特典として本学の公開講座「オープンカレッジ」を今年度2講座まで無料でご受講いただけます。
オープンカレッジ：https://www.wuext.waseda.jp/

2023年9月30日（土）～ 2024年3月23日（土）※スケジュールの詳細はこちら

対面＋オンライン形式(Zoomミーティングを使用)での実施。
対面形式の回の実施場所は、早稲田大学日本橋キャンパス（コレド日本橋５F） ※オンライン形式の場合も日本橋キャンパスの教室を使用し、ご自身のPC等を用いて受講可能です。