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人と組織を強くしたいあなたへ―「コーチのコーチ」中竹竜二さんに学ぶ・パイオニアセミナー開催レポート

イベント 2021/9/10

成長のための破壊と超回復 ―筋トレの構造―

これは筋トレの構造と全く同じと考えれば一番分かりやすいですね。筋トレ、やったことある方いますか?

 

筋トレが輸入されてきたのは私が中学生くらいの時だったと思います。当初私は、筋肉がないからやり方もわからずに、毎日一生懸命筋トレしました。すると、どうなっていくかというと、痩せ細って筋力も減っていくわけです。

 

筋トレで大事なのは、ちゃんと破壊して超回復するという論理で、これをしないと筋肉は成長しません。

 

筋繊維を破壊したところに、アミノ酸であるプロテインを流し込み、栄養と休養をとって初めて、成長するんです。その理由は脳の構造にあって、「次もし同じ破壊が起きたら、もっと強くなっていないと長生きできない」という指令を脳が出すんです。筋力はわかりやすく、48〜72時間の間に超回復が起こるわけです。だから、破壊を続けていると筋断裂が起こり、痩せ細るんですね。

 

中学生の頃は毎日筋トレをしても、全然筋力は伸びませんでした。大学に入って、トレーニング論を知って、毎日の筋トレと言っても「上半身と下半身を交互にやる」「筋トレ直後にプロテインを飲む」ことをしないと筋力にならないということに気づきました。

 

日本代表のラグビーは、このサイクルを1日2回しますので、一ヶ月半くらいで体が変わるわけです。早朝に起きて筋トレをして、朝食を食べて寝ます。ここで普通の人の1日のサイクルを回して、ここから起きて食べて、寝る前にまた筋トレして寝る、というサイクルです。これで普通の人の倍の筋肉がつきます。

 

この仕組みを知っておかないと、成長しないんです。これは筋トレだけではなく、意外にもメンタルの構造も同じです。

 

 

メンタル・知力の超回復

ドキドキして失敗した、交渉のプレゼンに緊張して失敗した、スポーツならスキルはあるけどバットが振れなかったとか。有名アスリートでも、昔は仕事柄メンタルが弱いと言われていた選手が、今や「メンタルが強い選手」と言われるようになっているのは、同じような場面を何度も繰り返して、超回復しているからです。

 

最初から強い人はほとんどいません。失敗した時、自分から超回復を取りに行けるか。

 

筋トレは分かりやすくて決まったサイクルがあるから超回復を取りに行けますが、精神・メンタルはこのバイオリズムや「心のプロテイン」が分かりにくい。効くかはまだ分かりませんが、この怪しい「心のプロテイン」を売っている人もいますけどね。ただ、このバイオリズムは筋力のそれとは違うわけです。

 

もう一つ、知力もメンタルと全く同じです。皆さんに今日何度も聞いたような一般用語の定義ですね。

 

「本当のやりがいって何か」「双方向って何か」「あなたは何者か」という質問に対して、「考える意味がない」や「俺はこうだ」という『安易な答え』を持ったりすると、知力の超回復は絶対に起こりません。発明家とか研究者は、散歩にいって超回復している間にふっとアイデアを思いつくことがありますよね。

 

 

 

 

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